さて、ここまでつらつらと書いてきたわけですが。
どうでしょう。少しでも関心を持って頂くことはできたでしょうか。
朔個人としては、『天満月の夢』が大のお気に入りです。
M嬢との思い出、高校時代の思い出が詰まった、大切な作品です。
だから。
高3の時に完成させた『天球儀劇場』の時の雰囲気を、なるべくそのままカタチにしたかった。
でも、読み返せばやっぱりそれは未熟な作品で、
手直しせざるを得ない部分も多く……
今の自分なら、こうは書かない、こんな展開にはならない、
こんなことはもう思いつけない……
……そう考えると少し淋しいので、
ここは敢えて、
今の自分ならもっとこうする、こうした方が膨らむ、
こう考えることもできる……
と考えたいものです(笑)
でも本当に。
高校生の頃の自分は、もっと何事にも一所懸命だったような…気がします(^-^;)
もっと、物語と向き合っていたような……
すいません、『セイレーン』がどうして心残りで……(^-^;)
もっとよく考えて書けば良かった……。
ま、『セイレーン』についてはまた「セイレーン」で語ることにして。
『天満月の夢』、たくさんの皆さまに愛されるような作品であってほしいものです。
でも朔は、
自分の好みが敢えてマイナーな方、マイナー方へと傾いているのを知っているので
「すべての皆さまに愛されたい」とは願いません。
誰かたった1人だけでも、
「自分の子供にも読ませたい」と思ってくれた人がいたなら……
それで満足です。もう、してやったり☆です。こんな幸せなことはありません。
テトやムーンが「お気に入り」と言ってくれる誰かが、
どこかにいると信じて。
『天満月の夢』の裏話は、これでお終いです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
---朔(葉月朔)---
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