《テト》T・14

帰ってくる?

 月華が突然部屋を訪れた時、タキは細工卵を作っています。
 これ。実はある作家さんの作品を意識しています(笑)
 かなり遊んでますね。
 分かる人はこっそり笑って下さい(笑)

 月華は、《時の館》から直接ここへ来たものと思われます。
 かなりの凹みようですね。
 千年以上も勘違いしてたんだから、まぁ当然といえば当然??

  ここ数日のテトの振りをしたルッカの我儘は度を越したものがあり、
 各方面から寄せられる苦情に、おれは振り回されっぱなしだった。
  テト君が、と聞こえる度に、理由もわからず謝り倒しかねない勢いだ。


 この部分。
 実は、具体的に書きたかったです。
 でも脱線しすぎるかと思い、割愛しました。
 物語が長くなりすぎて、本当に誰か読んでくれてるのか不安に思い、
 さっさと決着をつけようと思った結果です。
 でもそのせいでルッカの活躍(?暴走?)が丸々全部省略されてしまい、
 一体地球に来たルッカは何をしていたのか、まったく分からない話になってしまいました。
 反省です。
 朔の力不足でした。
 ルッカ、ゴメンよ。
 僕は君を嫌いなわけではないんだ。
 ルッカといえば、ルッカとサーラのミニドラマ(?)がお蔵入りしてしまっています。
 いつかまた機会があれば。

 ところで、タキが眠りこけるルッカを着替えさせるシーンがあります。
 小さい子の着替えを手伝うのって、難しいですよね!(力説)
 ボタンは小さいし、自分のボタンとは勝手が違うし……
 その上タキは焦ってるから、ボタンを掛け間違います。
 ラスト(8−\)でテトにからかわれてます(笑)


倉庫街へ

 ルッカが目覚めないのは、彼の時計もまた変調をきたしはじめているからです。
 そして倉庫街に辿り着き、ルッカは空を滑るようにして招かれます。

 って、何に?
 ――さぁ?(笑)

 すいません、フィーリングで書いてました。
 高校の時の現国の先生の口癖が「フィーリングで解くな」だったな……。
 ごめんなさい、先生。
 朔は最後まで国語を感覚で解いてました。
 国語を頭で解くのは、朔には一生ムリなような気がします。
 特に不自由は感じてないので、許して下さい。

 話が脱線しました。
 えーと、何に?の答えですが、
 それでは「テトが持ってる自分(ルッカ自身)の時計に」という答えでどうでしょう?
 街を覆う白い光…それはエアの輝きです。たぶん…!

 おお、最後に朱鷺まで出てきましたよ。
 忘れてました(笑)
 この辺り、かなり『天満月の夢』とリンクさせて遊んでますね(笑)


月華の想い

 ちゃんと朔の書きたかったことが読者の皆さんに伝わっているのか不安で、
 くどいくらいに書き連ねています。
 書くって、そして伝えるって難しい。

 不細工な物語ですが、それでも月華の想いは、やはり朔の中にある何かです。
 
  ただ――そう、僕は自由になってみたかった。
  妹の身代わりだ、なんて小さい考えにとらわれる、小さな自分から逃げ出したかった。


 そう言う月華。
 今でもその想いに、共感してしまいます。
 共感て……自分の書いた話ですけど(笑)


回想

 時系列が乱れてます。
 さんざん悩んだ挙句、ここに入れました。
《時の館》でのやり取りです。
 6−Z、[の辺りの出来事ですね。
 その後で月華はタキの部屋に現れるのです(8−T)。

 どうしてこんな順番になったのか、今では思い出せません。
 でも書いた当時は、これしかないんだと…そう思って…並べたような……